| ■シートベルト着用の村宣言 (昭和59年12月20日議決 占冠村) |
| 悲惨な交通事故を防止し、安全で快適な住みよい郷土をつくることは全村民の願いであ |
| る。 |
| しかしながら、近年における交通事故は急激な増加に転じ、道内における死亡者は9年 |
| 連続日本一という不名誉な記録を続けている。交通事故の災禍から尊い村民の生命を守る |
| ことが当面する重要な課題である。 |
| シートベルトの着用は村民の安全運転意識を高めるとともに、事故時の乗員保護に極め |
| て有効かつ適切な方策と考える。 |
| よって、本議会は全村民とともにシートベルト着用運動を展開することを宣言する。 |
| ■平和の村宣言 (昭和60年3月18日議決 占冠村) |
| 世界の恒久平和は、人類共通の願いである。 |
| 私達は、世界で唯一の被爆国民として被爆の恐ろしさ、被爆の苦しみを全世界の人に訴 |
| え、広島、長崎の惨禍をくりかえさせてはならない。 |
| 私達は、先の大戦でものいわぬ多くの御霊をむかえた国民として、いかなる武力紛争も |
| くりかえさせてはならない。 |
| 私達は、国是たる非核三原則が完全に守られることを願い、占冠村への核兵器の配備、 |
| 貯蔵、通過を許さない。 |
| 私達は、占冠村が核攻撃の目標となるおそれのある施設を設けることを認めないことは |
| もとより、いかなる国の軍事行動、軍事演習も許さない。 |
| 上、決意し、ここに「平和の村」を宣言する。 |
| ■防犯の村宣言 (昭和62年12月17日議決 占冠村) |
| 近年における社会情勢は、複雑多様化し犯罪は増加の一途をたどり、いつどこで凶悪な |
| 犯罪が発生するか予測し難い状況におかれ、まことに憂慮にたえない現状となっている。 |
| このときにあたり、住民の安全と幸福を願い自主防犯意識を高め、青少年の非行防止と |
| 暴力の追放を徹底し、明るく住みよい地域づくりを進めるため「防犯の村」を宣言する。 |