H29要覧資料編原稿.xlsx
◆11―9 各種村宣言文
■交通安全都市宣言  (昭和38年7月18日議決 占冠村)
 わが国産業経済の伸長と国民生活の向上は、近時まことにめざましいものがあり、わが
占冠村も近代的生産都市として、村勢も発展の一途をたどりつつあるが、道央に位する当
村は、国道旭川浦河線及び営林局林道の縦横に貫通する交通の要衝にあたるため最近の車
両の大型化並びに急増に対し村民が常に交通事故の危険にさらされて日常生活を送ってい
る現状である。もとより交通事故を防止する措置は、それぞれの分野において積極的に実
施しており、村も又今後一層の努力を惜しまないが、われわれはむしろ進んで村民の人命
尊重の理念のもとに占冠村を以って、打って一丸とする村民運動の強力な推進が必要であ
ると確信する。
 村民生活から交通に於ける安全を確保し、明るく住みよい村建設に邁進するため、占冠
村を交通安全村とすることを宣言する。
■青少年健全育成都市宣言  (昭和38年7月18日議決 占冠村)
 青少年は次代の担い手であり国の宝である。しかるに近時における青少年非行の増加及
び低年化の傾向は、国の前途のために憂慮にたえないものである。
 すべての青少年は、憲法の精神にしたがい人として尊ばれ心身ともに健やかに育てられ
なければならない。
 このたび、われわれは青少年の心理をよく理解し、正しく育成善導するとともに全ての
大人が自ら行いを正し、その範を示すことに努めねばならない。
 また、青少年をめぐる社会の悪環境や青少年の健全育成を阻害するすべての要因に対し
ては、関係機関と協力し、これを排除することにつとめる。
 以上の見地からわれわれは、青少年の健全育成を図るために次のことを宣言する。
1 青少年に正しい明るい家庭環境を与える。
1 青少年をめぐる社会環境の浄化につとめる。
1 すべての人が協力して青少年の非行化阻止につとめる。
1 青少年に社会の有能な一員となる資質を培う。
■青色申告と諸税完納の村宣言  (昭和50年7月1日議決 占冠村)
 納税の自主申告制度がしかれて28年、本村が青色申告制度開始10年余を経、今日に至っ
たが青色記帳を通じて経営の合理化、企業体質の改善をより一層促進し、健全化を図るこ
とを願い「青色申告と諸税完納の村」とすることを宣言します。